すっかり秋に突入して, 冬も目前。朝と夕方は大分冷えてきた。久しぶりのビッグスウェルが南からやってきた。パスビーチはこの一年間ずっと波が良かった。その中でも先日の夕方は格別だった。4FEETのパーフェクトウェーブ。混雑はしていたものの、一本良いのに乗ってしまえば永遠にショルダーの張った波を自由自在に滑走できる。そして夕方のパスは最高だ。夕日の方角に向かって波が割れていくので、まるで太陽に溶け込んでいく様なライディングができる。夕日が眩し過ぎて煌く水しぶきしか見えなくなる。文字等りのゴールデンタイムだ。ピークを目指してパドルをしていると、ピークの一番奥からものすごい角度でテイクオフ、そしてがっつりレールを入れて猛スピードで掘れたセクションを滑走するフィンレスボードが目の前を通り過ぎた。そのシルエットで一目で分かる。デリック・ハインドだ。GOPROを持って入って良かったと思える瞬間。ボードを投げ捨てその瞬間をおさめた。60歳になるデリック。オルタネイティブサーフボードの先駆者である彼が波に乗ると皆が注目する。熟練されたライディングのシルエットは見るものを魅了する。 いつかガチで撮りたい。。