タローズビーチのバンクがかなり決まっいる。先日オージー・ライトから電話があった。グーフィーでレフト好きのオージーは誰よりもタローズをチェックしている。タローズ行ってみるとまるでバリの様な波が数カ所で割れていた。サイズは頭くらいだが面が張っていてメイカブルなチューブの波だ。オージーはこの日他のカメラマンも呼んでいて気合い充分だ。僕は水中撮影する事にした。普段は陸からの撮影がほとんどだが最近は水中撮影の楽しさを知ってしまい可能なかぎり水中で撮っている。陸からの撮影は大体の動きやシーンが想像できてしまうのだが水中撮影は違う。サーファーとの距離感やカレントの動きなどを考えながら泳いでポジションをキープしなければならない。泳ぎの得意ではない僕にとっては至難の技だ。狙って撮れる時もあれば運任せな時もある。上手く撮れた時は陸撮影の時よりもスペシャルな気分にさせてくれる。臨場感もあるしなんでもない様な波やライディングでさえ良い絵になってしまうのでサーフムービーに水中撮影はは必須だ。オージーはこの日3ラウンド、合計7時間くらいサーフィンした。40代半近いオージーだがサーフィンに対するパッションはグロメットの時からなんら変わっていない。