今日は朝8時にオージー・ライトと待ち合わせ。オージーは先日ディーゼル車にガソリンを入れて走行してしまったため車を修理中。サーフォークパークまで迎えに行った。最近パスビーチのバンクが決まっている、東うねりは絶好のコンディション。普段はあまりパスに入らないオージー、だがこの日はホリデー明けで人も少なく、セットで胸肩ほどの波が綺麗ににピーリングしながら割れていたので私たちは早速入水した。オージーは前回壊れてしまったお気に入りの赤のツインフィンをフィックスしてパドルアウト。私は7’6”のミッドレングスにgoproを口に咥えて一本目から二人で同じ波をロングライドした。ここパスビーチではパーティーウェーブはもはや当たり前。私は後ろからオージーのライディングを追いかける様にGoproで撮影した。次々と長いショルダーのはった波がやってきた。オージーはガンガン波に乗っていたがカレントが若干強かったので一緒に乗れたのは3本ほどだったけど最高に楽しかった。それにしてもオージーは一際目立つ。存在感が特別だ。
セッションを終えてその後サフォークのパブでオージーがランチをおごってくれた。キンキンに冷えたクーパーズをパイントで頂く。サーフィン後のビールはうま過ぎる。。オージーを家まで送った後、アンドリュー・キッドマンの家に先月撮影した彼のシェイピングファイルを届けに行った。私の住んでいるマランビンビーからアンドリューの家までは車で役40分。ハイウェイでも行けるのだが私はあえて原生林の裏道から行くのが好きだ。ボコボコの砂利道を砂煙を立てながら4駆で走り抜けるのが気持ちがいい。見た事も無い様な背の高いパームツリーの下を潜り抜けるとまるでアマゾンのジャングルにでもやってきたかの様な気分になる。
アンドリューは丁度キャンプから帰ってきた所だった。タイミングが良い。映像ファイルを確認してもらう。気に入ってもらえた。するとアンドリューの携帯が鳴り出した。『ジョージだ。今日これで3回目だよ』と言うとアンドリューは携帯をスピーカーにして電話に出た。携帯のスピーカーから聞こえてくる喋り方ですぐに分かった。紛れもなくジョージ・グリノーだ。ジョージは生まれて初めてiPhoneを購入したものの、使い方が全く分からずアンドリューに何度も電話して使い方を教えてもらっているとの事。思わず笑ってしまったがジョージの声を生で聞いているだけでなぜか嬉しくなった。60年代からのパイオニアカリスマサーファー。憧れのレジェンド・オブ・ザ・レジェンドが近い存在に感じた。同じコミュニティー、そして同じ時代を生きていると思うとなんとも不思議な気分になった。夕方アンドリューの家の帰り道、ブランウィックヘッドビーチに立ち寄ってみると良い感じのレフトが割れていたので軽く5’2″のミニシモンズで入水。パワーのある頭ほどの波で良いレフトに乗れた。海から上がるとおっちゃんがカットバック良かったよと褒めてくれた。今日も朝から盛り沢山で良い日だった。