北風シーズン到来と言うことで先日オージーとのSouthWallセッションを聞きつけたエリス・エリクソンとジャリーザ・ビンセントとフィルムメーカーのLuka Raubenheimerと共にサウスウォールへやってきた。ジャリーザは若手の女性フリーサーファー、アーティスト、ミュージシャン。多才なアーティストサーファーで溢れるバイロンベイの中でも唯一無二の存在だ。風はほぼ無風なものの、サイズは落ちて波数は少ない。それでもたまに来る肩ほどのセットはパワーもあって綺麗に割れていた。幸いにも貸切状態だったのが救いだ。グーフィーフッターのジャリーザ、彼女の長い手足をいっぱいに広げたレイバック・スラッシュターンはその若さにしてほぼ完成形だ。エリスもまた何本かいい波を乗っていた。バックサイドで深く踏み込んだボトムターンからオフザリップ、ラウンドハウスカットバックでビーチまで繋いでロングライドした。二人とも3−4本ずつしか乗れなかったが天気も良いいし水も綺麗でちょっとしたピクニック気分。帰りにバリナのインダストリーでサンドイッチとコーヒーで昼食を済ませて、エリスはシェイピングベイに向かい、ジャリーザはアートをしに家へ帰った。ロックダウン中とはいえ、海に行けばカオスな情報社会から遮断され、自然の中に溶け込み自然になる事ができる。マインドリセットを繰り返し、各々の取り組みにはげむ。サーファーの日常は何も変わらない。